鹿児島県警の不祥事をめぐる問題です。捜査情報を漏らした罪に問われている元巡査長の男の裁判で、検察は男に懲役1年を求刑しました。

地方公務員法の守秘義務違反の罪に問われているのは、鹿児島県警の元巡査長・藤井光樹被告(49)です。

起訴状などによりますと、藤井被告は96の事件・304人分の個人情報を福岡のウェブメディアの記者に漏らしたとされています。

きょうの初公判で、藤井被告は起訴内容を認めました。

検察は県警が捜査していた「強制性交事件の被害関係者と、福岡のウェブメディアの記者から捜査情報などを求められ、漏らした。その後、別の情報をもらった」と指摘。藤井被告に懲役1年を求刑しました。

一方、藤井被告は「記者から新たな情報をもらい、県警での評価を高めたかった」「被害女性をふびんに思い情報を漏らした」と述べました。

鹿児島県警では、前の生活安全部長が退職後に北海道の記者に情報を漏らしたとして逮捕・起訴されています。

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