松本パルコの後利用について松本市の臥雲市長は、19日午後、臨時で会見を開き、パルコ側との協議が白紙に戻ったことを明らかにしました。

記者会見の中で臥雲市長は、松本パルコ閉店後の後利用について、パルコ側から「市長選挙のいきさつや結果などを踏まえ、公民連携での複合施設の開業に向けた協議を中止せざるを得ない」と連絡があったことを明かしました。

パルコ側から中止の連絡があったのは17日の夕方で、民間の意思決定のスピード感と行政手続きのスケジュール感との間でギャップがあったことが中止に至った大きな要因になったと説明しました。

臥雲市長は、「松本市として極めて残念ですが、市民の『共感と納得』なくして見切り発車で進めていくことはできないため、やむを得ないと捉えている」と話しました。

一方、パルコ側はSBCの取材に対し、「2025年2月末の閉店まで精一杯営業し、市の賑わいに貢献したい。今後の後利用については未定で、1から考えていく」としています。

また、松本商工会議所の赤羽眞太郎会頭は、「急な連絡でびっくりしたが、パルコだけではなく、駅前や松本城周辺など中心市街地のにぎわい作りに、市や商店街連盟などと一丸となって取り組んでいきたい」とコメントしました。

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