梅雨前線の南下に伴い、石川県内では昨夜から各地で激しい雨となっています。この雨の影響で、輪島市は一時2つの集落に避難指示を出したほか、能登町の2か所で道路の法面が崩れ、現在も通行止めとなっています。

輪島市は、大雨による土砂災害のおそれが高まったとして、きのう午後10時40分に市ノ瀬町の20世帯36人と、山ノ上町の10世帯18人に避難指示を発令しました。一夜明けた午前8時に大雨による避難指示は解除されましたが、元日の能登半島地震で大規模な地滑りが発生した市ノ瀬町では、地震による土砂災害のおそれがあるとして引き続き避難指示が出ています。

能登町天坂の県道6号宇出津・町野線と能登町鈴ケ嶺の県道288号鈴ケ嶺・矢波線で道路の法面が崩れ土砂の撤去のため、それぞれ未明から通行止めとなっています。午前9時現在も解除の目途は立っていません。

また、白山林道石川管理事務所によりますと白山白川郷ホワイトロードは雨量規制を超えたため11日午前7時から石川県側の有料区間が通行止めとなっています。岐阜県側は馬狩料金所から白川郷展望台駐車場まで通行が可能です。

県の危機対策課によりますと、午前9時現在人的被害の情報は入っていません。

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