パソコンのハッキングなどをうたい現金をだまし取るサポート詐欺に絡む不正送金で宮崎県内に住む女性が現金300万円をだまし取られました。

被害にあったのは、宮崎県内に住む60代の女性で、警察によりますと、今月16日、女性のパソコンに「ハッキングされている」という警告画面が表示されました。

女性が画面に記載されていた番号に電話したところマイクロソフトの社員を名乗る日本語を話す外国人らしき男性が「トロイの木馬があなたのパソコンに侵入している」などとして遠隔操作用のソフトをダウンロードするように要求してきたということです。

そして、ソフトをダウンロードした女性は男性の指示に従い、運転免許証やインターネットバンキングで必要なIDやパスワードなどが載ったカードをパソコンのカメラにかざしました。しかし、不審に思った女性が銀行口座を確認したところ、現金300万円が不正送金されていたということです。

県警察本部によりますと、サイバー犯罪に関する県内での相談件数は、2019年以降、年間2000件前後と高止まりが続いています。

警察は「身に覚えのないメールなどのリンクは安易にクリックしない」、「警告画面が表示されてもあわてずにブラウザを閉じる」など注意を呼びかけています。

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