巨額の資金洗浄事件の主犯格とみられ、公開手配されていた男2人が逮捕されました。

 組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されたのは、資金洗浄グループ「リバトン」の主要メンバーで、公開手配されていた石川宗太郎容疑者(35)と山田浩輔容疑者(39)です。

 警察によりますと、石川容疑者と山田容疑者は詐欺事件の被害金、およそ200万円を別の口座に移し替えて資金洗浄をした疑いなどが持たれています。

 「リバトン」は傘下におよそ500社のペーパーカンパニーを抱え、資金洗浄のためにおよそ4000の口座を不正に集約させていたとみられています。口座には少なくとも総額で600億円が入金されていたということです。

 警察は今年5月にグループのメンバー13人を逮捕。石川容疑者と山田容疑者の行方を追っていましたが、9日に帰国してきた2人を関西空港で逮捕したということです。

 警察はほかに公開手配している池田隆雅容疑者(38)の行方も追っています。

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