青森県五所川原市で8月4日に開幕する「五所川原立佞武多」の新作大型立佞武多「閻魔」の組み立てが始まり、製作が最終段階を迎えています。

立佞武多の館の製作所には色付けが終わった「閻魔」のパーツが、所狭しと置かれています。

残っていた組み立て作業は9日に始まり、2023年に製作された「素戔嗚尊」が見守る中、できあがった約30のパーツをクレーンで吊り上げ、慎重に組み上げていきました。

観光で訪れた人は、普段見ることができない貴重な組み立ての様子に見入っていました。

ねぷた表現師 忠汰(齋藤忠大)さん
「下絵の発表をした時から完成像というのは自分のイメージの中に常に抱いていたので、その答えが少しずつ今姿を現してきている」

新作大型立佞武多の「閻魔」は、ねぷた表現師・忠汰こと齋藤忠大さんが製作しています。

浄玻璃の鏡に生前の行いを映し、裁きを下す閻魔大王の姿で、未来を担う子どもたちに正しい道を示すというものです。

ねぷた表現師 忠汰(齋藤忠大)さん
「立佞武多の組み上げは一日でできる作業ではないので、段階を踏んでいく行程なので、じゃわめぐというボルテージが上がっていく状態」

新作大型立佞武多「閻魔」は、11日に完成する予定で、8月4日に開幕する祭り本番で初陣を飾り、五所川原の夏の夜を熱く焦がします。

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