うその借り入れ目的で「住宅ローン」を申し込み関東各地の金融機関から融資金がだましとられた事件で警視庁は新たに会社役員の男を逮捕し5人を再逮捕しました。

警視庁は被害総額がおよそ34億円にのぼるとみて捜査を進めています。

詐欺の疑いであらたに逮捕されたのは東京・新宿区の会社役員・川嶋洋平容疑者(28)です。

また、リーダー役とみられる高根沢直人容疑者(41)ら5人が再逮捕されました。

警視庁によりますと高根沢容疑者ら6人は去年7月、男性会社員(34)に、居住用にマンションを購入すると偽って住宅ローンの申し込みをさせて、埼玉県内の金融機関から2300万円をだましとったなどの疑いが持たれています。

男性会社員はおととし夏頃、東京・秋葉原で節税のアンケートに応じたところおよそ1年後、今回再逮捕された1人から「QUOカードが当たったので会って渡したい」と連絡があり今回の件を持ち出されたということです。

警視庁は男性会社員についても居住用ではないのに、用途を偽ってうそのローン契約をしたとして詐欺の疑いできょう書類送検しました。

警視庁はこのグループをめぐる被害総額が2019年以降、12の金融機関でおよそ120件、33億8000万円にのぼるとみて調べを進めています。

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