長野県南木曽町の土石流災害から10年がたった9日、現場では献花式が行われ、町の関係者などが亡くなった中学生を悼みました。

「黙とう」

木曽町の梨子沢(なしざわ)沿いに立つ「平成じゃぬけの碑」の前で行われた献花式には、町の関係者などおよそ50人が参列しました。

2014年7月9日の夕方、梨子沢で大規模な土石流が発生し、当時中学1年生だった榑沼海斗(くれぬま・かいと)さんが亡くなり、住宅など40棟余りが被害を受けました。

向井裕明町長:
「いつどこでどんな災害が来るかわからないということを、しっかりと肝に銘じながら、これからもこの地域で暮らしていかなければならない」

梨子沢の上流では、国や県が新たに砂防えん堤を設置していて、関係者は記憶を風化させないよう伝えていきたいと話していました。

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