6日連続で熱中症警戒アラートが大分県内に発表。この1週間に熱中症で3人が亡くなるなど、暑さへの警戒が必要です。

8日の県内は朝から気温が上昇し、豊後大野市犬飼と佐伯市宇目で37.1度、大分市で36度など、7地点で猛暑日を記録しました。

県内には7月3日以降、6日連続で熱中症警戒アラートが発表されています。

県のまとめによりますと、7日までの1週間、熱中症で搬送されたのは162人にのぼり前の週の21人から急激に増加。このうち、高齢者3人が亡くなっています。

8日も午後5時時点で男女15人が熱中症の疑いで病院に運ばれています。県は水分補給など昼間の対策に加え夜間も注意するよう呼びかけます。

(県健康政策 感染症対策課・池邉淑子課長)「夜のエアコンはタイマーでセットするのではなくて、弱にして朝まできちんとつける。屋内では、エアコンと扇風機をうまく活用して、涼しい環境を整えてほしい」

環境省では熱中症の症状を3段階に分けて、重症度Iでは手足のしびれやめまい・立ちくらみII度では、吐き気・頭痛III度では意識がない・返事がおかしい・けいれんといった例をあげています。

熱中症は急激に症状が悪化することも多く、県は危機意識を高めてほしいと強調します。

(県健康政策 感染症対策課・池邉淑子課長)「特に高齢者だと脱水が原因で他の病気を引き起こしてしまったりすることもあるので、ちゅうちょなく医療機関の受診、もしくは『意識がおかしいかな』と思ったときは、できるだけ早く、すぐにその場で救急車を呼ぶ」

県内は9日も大分市と中津市で最高気温35度の猛暑日が予想されていて、引き続き熱中症への警戒が必要です。

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