価格が変動しにくいとされるバナナなど南国のフルーツが主力産地の干ばつや円安の影響で値上がりしています。

甲府市の卸売り会社、甲府青果です。
多いときは200品目以上の仕入れや配送を行い、山梨県内外のスーパーなどに卸しています。

今、値上がりが著しいのは…バナナです。

甲府青果株式会社 果実商品部門 飯寄俊一主任:
「(仕入れ)価格で例年より1割程度は価格が上がっている状態」

卸し先のスーパーマーケットで3本入り100円前後で購入できたものが、今は130円を超えているところもあるといいます。

原因は主力産地のフィリピンの大規模な干ばつで、円安の影響も加わりバナナ以外の南国のフルーツも値上がりしています。

甲府青果株式会社 果実商品部門 飯寄俊一主任:
「パイナップルもやはり1割程度は、価格に影響していますね」
「やっぱり輸入の果物全てに言えますが、全般的に為替の影響で価格は上がっています」

しかし価格が安定したオススメの果物もあります。

甲府青果株式会社 果実商品部門 飯寄俊一主任:
「ニュージーランド産のグリーンキウイとゴールドキウイが今シーズン、オススメ」

今年のキウイの輸入量は去年より2割以上多い、11万トンと過去最高が見込まれ、価格も例年と変わらないということです。

甲府青果株式会社 果実商品部門 飯寄俊一主任:
「暑い夏になりますので、スイカ、モモなどの水分が多い果実と合わせてニュージーランド産のキウイをとって、暑い夏を乗り越えられると思う」

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