刺されて厄介な蚊、感染症を媒介することもあります。専門家に聞いた「蚊の弱点を知って対策」するコツをまとめました。
国内でみられる9割は、2種類の蚊だそうで「ヒトスジシマカ」か「アカイエカ」。蚊の種類によって感染する病気もわかれています。
ヒトスジシマカなら、▼デング熱▼ジカウイルス感染症▼ウエストナイル熱などです。
アカイエカなら▼ウエストナイル熱を媒介します。
「蚊が、元々持っているものではなく、感染者の誰かの血を吸うことによって、ウイルスを媒介して、他の人を刺すことによって、ウイルスを受け渡してしまう効果になってしまうんです。」(丸田佳奈医師)
「国内でこういった病気は、今ほとんどいないので、国内だけ考えればリスクは少ないんですけれども、海外から持ち込む、特に万博などでいろんな国から人がいらっしゃいますと、潜伏期間中は症状は出ませんので、気づかないうちに持ち込まれたときの対策として、『海外から蚊が媒介する感染症が持ち込まれた』という想定で行う訓練で蚊を絶っておくのは重要です。」(丸田佳奈医師)
◆蚊に刺されない対策「家に入る時がポイント」
これからの季節「蚊に刺されない知恵」を、害虫駆除に詳しい、東洋産業の大野竜徳さんに取材して伺いました。
まず、蚊の特長を知りましょう。蚊は「動いているものにとまること」が苦手。そのため、人の体にまとわりついて、旋回しながら吸血のチャンスをうかがっています。
そんな状態のまま、人とともに家に上がり込んで、人がちょっと一息ついて、くつろいだところを狙って血を吸う、というのが蚊の特徴です。
そのため我々は、「家に入る前に小走りで蚊をまいて」、サッと家の中に入るのが対策の一つだと大野さんは話しています。ちなみに蚊の速度は時速5キロほどです。
◆蚊に刺されない対策「水たまりを無くせ」
もうひとつ、蚊に刺されないために玄関の周辺や、ベランダの水たまりをなくすことが大切です。
例えば、鉢植え、バケツ、排水溝、落ち葉などに溜まった水に卵を産むと、たった10日間で、大人の蚊になってしまうということです。なるべく水たまりをなくすことが必要です。
◆蚊に刺されない対策「扇風機」
さらに「寝ているときに刺された」経験ありますよね。この対策には扇風機が有効なんだそうです。蚊は意外と風に弱く、扇風機の弱風でも進めないそうです。
体に風を直接当てないスイングモードで、夜、扇風機を回しておくと体の周りに寄ってこない、対策になるということです。この夏の参考にしてください。(MBSテレビ「よんチャンTV」2024年7月5日放送より」)
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