大分市で去年8月、妻と9歳の子どもを殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が大分地裁で始まり、被告は起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは、大分市羽田の無職、首藤伸哉被告(67)です。

起訴状などによりますと、首藤被告は去年8月8日から9日にかけて自宅で妻の李東娜さん(38)と息子の首藤佑馬さん(9)の胸などをペティナイフで突き刺して殺害した罪に問われています。

19日開かれた裁判員裁判の初公判で、首藤被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は「事前にナイフを購入するなど計画的で犯行後には無理心中を装った」と主張しました。

一方、弁護側は「喧嘩の末にお腹にいる赤ちゃんをおろすなどと言われて希望を失った被告は突発的に犯行に及んだ」と述べました。

判決は4月26日に言い渡されます。

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