能登半島地震の影響で各地域に伝わるキリコ祭りの開催が危ぶまれる中、石川県能登町宇出津で5日から「あばれ祭」が始まり、松明から降り注ぐ火の粉を浴びながら、キリコが乱舞しました。

能登のキリコ祭りの先陣を切って始まった「あばれ祭」。能登町宇出津港近くの広場では、力強い太鼓や鐘の音に若衆たちの威勢の良い掛け声が被災した町に響き渡り、キリコが乱舞します。

元日の地震の影響で担ぎ手が不足するなどし、参加を断念した町会もありましたが、5日の夜はおよそ30基のキリコが町を練り歩いた後、燃えさかる松明の周りを乱舞する勇壮な姿に見物客が酔いしれました。

祭りの参加者
「最高ですよ!頑張ろうっちゅう気になります」
「僕らは宇出津のこの祭りが好きで、祭りしか出来ないんで。そこに居る人たち祭りが町を繋ぐ、世代を繋ぐんで、それをしっかりと伝統を受け継ぐ事しか出来ないそれをする事によって多分復興に繋がる」

復興への願いが込められた今年の「あばれ祭」

2日目となる6日夜に、川や火の中に神輿が荒々しく投げ込まれる「あばれ神輿」でクライマックスを迎えます。

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