自宅に防災グッズは完備していますか?最近の防災グッズは『かわいく』『おしゃれに』備えられるようです。
熊本地震をきっかけに防災士などの資格を取得し、「防災収納インストラクター」として情報発信するSNSの総フォロワーは約10万人という、松永利恵(まつなが りえ)さんに、オススメの防災グッズを教えてもらいました。
かわいく目印 メモにも使える便利テープ
防災グッズのデザインは硬いイメージがある…という後生川凜アナウンサーがまず気になったのは、かわいいイラストがついているテープです。
防災収納インストラクター 松永利恵さん「これはアウトドアテープというものです」
名前を書いて目印にしたり、メモ代わりにしたり、使い方はガムテープと同じですが、色もさまざまでデザインも可愛いのでつい手に取りたくなります。
寝室におくと安心
松永さんが寝室で読書灯として使っているのが、優しい光のライト。取っ手がついているので、持ち運びも簡単です。
防災収納インストラクター 松永利恵さん「停電すると自動でライトがオンになるんです。真っ暗の中でもこれだけは自動で光ってくれる」
ほかにも、スプレーするだけでスッキリ感を得られるドライシャンプーは、災害時にも運動後のリフレッシュにも最適です。
このように、松永さんがオススメする防災グッズの特徴は「日常生活でも使えること」。普段から使っていれば、いざという時に使い方が分からないということもありません。
松永さん「防災というちょっと硬いイメージがあるものも、『オシャレ』とか『カワイイ』とか、そういうところから入ってもらえるんじゃないかなと思って」
続いて注目したのは、取っ手がついた入れ物のようなもの。どうやって使うのでしょうか?
組み立てると何になる?
折りたたまれた状態から留め具を外して開くと、お尻もしっかりおさまる、いすに早変わり。
さらに上の部分を外して袋を設置すると、簡易トイレとしても、ゴミ箱としても利用できます。
後生川アナウンサー「簡易トイレだけを買うのはちょっとハードルが高いですよね」
松永さん「大きかったり場所をとったりするので、なかなかハードルが高いんですけど、いすと思えば日常でも使いやすく、手に取りやすい」
ホカホカご飯&簡単スイーツで元気に
そして、もしもの時こそ食事が大切です。松永さんが紹介してくれたのは、温められる「シチュー」。
松永さん「一食分のセットになっていて、発熱剤が入っているのでホカホカの温かい非常食が食べられます」
中に入っている袋にご飯とシチュー、そして発熱剤などを入れると?
後生川アナウンサー「中から湯気のようなものが出ています」
30分待つと完成です。
後生川アナウンサー「温かい!味は間違いないですね」
心も体も食事で元気に
非常食にはスイーツもあります。例えば、水をかけて1分でできる「きなこ餅」や「あんこ餅」、「いそべ餅」。戻し水をトレーに入れて餅を浸すと1分でやわらかくなります。
戻し用の水も割りばしも全てセットになっているので、一袋あればすぐに食べられます。
また、直接手を触れずに食べられる「紙コップパン」は、食べる前後で手を洗う必要がありません。そして5年間保存可能です。
松永さん「どうしても、美味しくないと食べるテンションも上がらない。もう特別なものと思わずに、『日常』ですよね」
必要な備蓄量は?
松永さんによりますと、こういった非常食と日頃から食べるレトルト食品やインスタント食品をあわせて最低でも【1日3食×7日分×家族人数】備えておくと安心だそうです。
気軽に揃えられる防災グッズ。いざという時のためだけでなく、まずは日常の一部として取り入れてみてはいかがでしょうか。
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