旧優生保護法をめぐる最高裁の違憲判決を受けて、名古屋で裁判を起こしている夫婦が会見を開きました。
会見を開いたのは、名古屋市に住む、ともに聴覚障害がある尾上一孝さん(77)と妻の敬子さん(74)です。2人は旧優生保護法のもと、1975年に不妊手術を強制されたのは違憲だとして、国に損害賠償を求め、一審の名古屋地裁では2人の訴えが認められましたが、その後国が控訴しています。
今月3日に最高裁が、東京や大阪などの訴訟を巡る審理で、旧優生保護法が違憲だとする判決を言い渡したことについて、2人は会見で、「新しい、心が晴れた気持ちになった」などと話しました。
また、2人の代理人の髙森裕司弁護士は、最高裁の裁判官が一致して国の責任を認めたことは画期的だと評価しました。
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