青森県おいらせ町の水田で「塩害」とみられる被害が確認されたことを受け、青森県の宮下宗一郎知事が現地を視察しました。被害は深刻で、県は原因の特定を急いでいます。

稲枯れが確認されたおいらせ町日ケ久保地区の水田を宮下知事が視察しました。

5月末に県と町が調査した結果、隣りの地区と合わせて21人の生産者が作付けする11.6ヘクタールでイネの生育不良が確認されました。

原因として県は、雪解けの水が少なく、川の水位が通常より1mほど低くなったことで満潮時に海水が川を逆流して水田に流れ込んだこと。さらに逆流を防ぐラバーダムが老朽化で壊れていたことを挙げています。

青森県 宮下宗一郎知事
「けっこう衝撃的です。これだけ苗の力が塩によって弱くなるのは見たことがなかったので、非常に驚いています。原因の特定と、特定したらそれを解消してこれからも安心して生産ができる環境をしっかり作っていきたい」

奥入瀬川東部土地改良区 沼端務理事長
「どのようなことが土地改良区としてもできるか、私の判断では全部できないですが、考えながらできることをみなさんにやっていきたい」

県は、原因の水田の水の入れ替えを繰り返し、塩分濃度を低下させるよう指導してます。

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