2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さん=当時(77)=を殺害したとして殺人罪で起訴された元妻須藤早貴被告(28)が、別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪の公判が5日、和歌山地裁で開かれ、検察側は懲役4年6月を求刑した。結審し、判決は9月2日。野崎さんの殺人罪とは分離して審理された。  起訴状によると、被告は15年3月~16年1月、札幌市の男性=当時(61)=から海外留学の準備金などの名目で現金計約2980万円をだまし取ったとしている。  野崎さんには18年5月に致死量の覚醒剤を摂取させ殺害したとされる。


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