交通事故についてみなさんと考えていきたいと思います。

交通事故の原因で最も多いのが、「前方不注視」。前をよく見ていなかったことです。これがどれだけ危険なものなのか。番組で検証しました。

「前方不注視」。前をよく見ずに運転する危険な行為です。



山形県内では、今年4月、白鷹町の国道348号で軽乗用車が対向車線にはみだして乗用車と衝突し、2人が死亡しました。この事故が起きた原因の一つに前方不注視が挙げられています。

■街中で見てみた



松浦亜実 記者「前を気にしながらですが、助手席をちらちらと見ています。左手でスマホを操作していますね」



山形市内の国道13号。平日の午後4時ごろに走っている車をみてみると、わき見をしながら運転をする車が、およそ30分で7台ほど見受けられました。

県警察本部によりますと、今年県内で起きた交通事故は1013件。このうち、前方不注視が原因だったのは366件と全体の4割近くにのぼり、6人が命を落としています。



「前方不注視」がどれほど危険なものなのか。

■自動車学校で実験



今回、協力いただいたのは、山形市の「のーきれん自動車学校」の皆さんです。



矢野秀樹アナウンサー「どういったところが危険になるんですか?」

のーきれん自動車学校 長岡渉 教習指導員「よそ見をする人は、ほんのちょっとぐらいなら平気だと思いがちですが、ちょっとの時間でも周りの状況が思っている以上に変わってしまう」



今回は、運転中に電話がかかってきたという想定で、まずは、着信に気づき電話に出るまで、どのくらいの時間がかかるのか計ってみます。

「(着信音)~かかってきた。でました」

■電話をとるまでの時間は

のーきれん自動車学校 長岡渉 教習指導員「今ので5秒かかってます」

矢野アナウンサー「5秒!というとそれぐらいかなと思ってしまいますが・・・」

のーきれん自動車学校 長岡渉 教習指導員「長いです。運転していて5秒間目を離すのは大変危険な行為になります」



では、5秒間のわき見で、どれだけ車が進んでしまうのか。

検証スタートです。

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