夏の高校野球宮崎県大会の注目校、今回は先月の県選手権で準優勝し、初の甲子園出場を狙う宮崎北を紹介します。

「俺たちの階段、人生の階段、登っていくぜ!」

夏の高校野球県大会で第6シードの宮崎北。今年、春の県予選ではベスト8、そして先月の県選手権は準優勝と着々と成績を伸ばしています。

そんなチームの持ち味は。

(宮崎北 日高卓馬監督)
「間違いなく明るさ。本当に明るくて、のびのび一生懸命やるというのがこの子たちのいい所と思います」

去年、就任した日高卓馬監督のもと、チームが取り組んできたのが・・・

「俺たちの階段、人生の階段、登っていくぜ!よっしゃー!!」

158段ある階段での走り込み。
基本10往復、多い時にはなんと16往復しますが、きつくても選手たちは笑顔を見せます。

進学校である宮崎北の平日の練習時間は約2時間。限られた時間を有効に使い、選手たちは私立の強豪とも戦える実力をつけました。

(宮崎北 日高卓馬監督)
「選手達同士で意見を言い合いながら、今、足りないところはどこなのか、何が必要なのかを考えながら、自分たちで行動できる。それができたから、ある程度結果が出てきてる」

注目の選手たちは

注目は、絶対的エースの塚 洸介 投手。

県選手権では、強豪の日南学園と、春に優勝した宮崎商業を相手に完封勝利をあげました。
塚投手の武器が切れ味鋭いスライダーです。

(宮崎北 塚 洸介 投手)
「1回戦からしっかり抑えて、2回戦から優勝候補が来るから、そこをゼロで抑えて(宮崎)商業戦に全力で挑めるようにしたい」

一方、打撃の中心は、4番の北川弘恭選手。

去年10月に左太ももを負傷しおよそ1か月入院しましたが、4月にチームに合流すると、先月の県選手権で打率3割をマークするなどチームの勝利に大きく貢献しました。

(宮崎北 北川弘恭選手)
「4番として夏の大会でホームランを打ちたいのと、僕がチームを勝たせたい」

そして、ショートを守る中山太智選手も勝利のキーマン。
宮崎県選抜にも選ばれた実力と守備範囲の広さでアウトを重ねます。

(宮崎北 中山太智選手)
「相手のチャンスになった時に、気持ちを出したプレーをすることが強み。1個1個、皆で楽しみながら勝ち上がっていくのが理想」

元気を欠かさず 笑顔を欠かさず 全員野球で

初の甲子園出場を狙う宮崎北。選手たちは熱い闘志を燃やしています。

(宮崎北 山下陽向選手)
「やっぱり目標は甲子園しか狙っていないので、全員野球で1戦1戦自分たちの持ち味である元気を欠かさず、負けていてもピンチの時でも笑顔を欠かさず、全員野球で頑張っていきたい」

「絶対勝つぞ!常勝!」

宮崎北は、大会6日目に延岡商業と初戦を迎えます。

※MRTテレビ「Check!」7月4日(木)放送分から

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