山形県鶴岡市の沿岸部三瀬地区できのうクマの目撃が2件連続でありました。

短時間で連続して目撃されたことに地区では警戒を強めていますが、コンパクトな地域ならではの対応の難しさもあるようです。

アスファルトに点々と残るクマの足跡。きのう撮影された写真です。

きのう、クマの目撃があったのは鶴岡市の沿岸部に位置し、周辺を山に囲まれた三瀬地区です。午後4時から6時の間に地区内の2か所で連続してクマが目撃されました。

近くには保育園もあり、地域住民らは警戒を強めていてます。

鶴岡市三瀬地区自治会 竹内秀一 事務局長「まだ夏に入ってすぐなので、エサというより移動しながら何かを探している状況なのではないか」

古くは宿場町として栄えた三瀬地区は、およそ1200人が生活をするコンパクトな地区です。

しかし、このコンパクトさがクマなどへの対応を難しくしています。

住宅地や公共施設周辺で猟銃を使う場合には、複雑な手続きが必要になるため、この地区では現段階では猟友会への依頼は行なっていません。

三瀬地区では、エサとなる果物や野菜を畑に放置しない、草刈りを行なって動物が隠れる場所を少なくする、などの対策をとっています。

鶴岡市三瀬地区自治会 竹内秀一 事務局長「まず寄せないこと。それを重要にしたい」

自治会では朝と夕方のパトロールのほか、小・中学校の登下校の際に保護者に車での送迎を依頼するなどして、対応しているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。