去年1年間に全国の警察に届け出のあった認知症の行方不明者は、およそ1万9000人で、最多を更新したことが警察庁のまとめでわかりました。

警察庁によりますと、去年1年間に警察に届け出があった認知症の行方不明者の数は、前の年よりも330人増えて1万9039人となり、最多を更新しました。

このうち男性は1万597人、女性は8442人で、年代別では60代が826人、70代が6838人、80代以上が最も多く、1万1224人でした。

また、行方不明者の総数は、前の年よりも5234人増えて、9万144人で3年連続で増加しています。

年代別では10代が最も多い1万7732人、次いで20代が1万7600人と、10代と20代で行方不明者全体のおよそ4割を占めています。

また、80代以上は1万4640人でした。

警察庁は、認知症による行方不明者が年々増えていることなどを踏まえ、早期発見に向けて自治体などと連携を強化するとともに、捜索には、ドローンやGPSなども積極的に活用していくとしています。

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