夏の高校野球宮崎県大会を前に注目校を紹介します。
1回目は第一シードの延岡学園です。充実した投手陣を武器に11年ぶりの甲子園出場を目指します。
2つの県大会で優勝した第1シードの延岡学園
去年の秋の県大会、そして今年5月に行われた県選手権と2つの県大会で優勝した第1シードの延岡学園。
2013年に夏の甲子園で準優勝して以来、11年ぶりの甲子園への切符をつかもうと日々練習に励んでいます。
(延岡学園 小林虎太郎主将・3年)
「まずは宮崎で勝つというのを意識して、それからその先を目指したいと思うので、浮かれることなく1戦1戦全力で戦っていきたい」
充実した投手陣 右の二枚看板 工藤 樹 投手・藤川敦也投手
今年の延岡学園の武器は充実した投手陣。中でも注目は、右の二枚看板です。
まずは、去年の夏もマウンドに上がった3年生でエースの工藤 樹投手。MAX144キロの伸びのあるストレートに加えコントロールも抜群です。
(延岡学園 工藤 樹 投手・3年)
「コントロールには去年から自信があるのでコントロールの中でもより強いボールを求めてやってきた。相手を圧倒するピッチングでチーム全体の雰囲気を上げられるようなピッチングをしていきたい」
そして、成長著しいのが2年生の藤川敦也投手。バッターをねじ伏せる力強い投球が持ち味です。
県選手権の1回戦では、延長までの11回を投げた藤川投手は最速153キロを叩き出し、16個の三振を奪う圧巻のピッチングを披露しました。
(延岡学園 藤川敦也投手・2年)
「自分がピッチャー陣というか、チームを引っ張るという強い気持ちでやっていこうと思っている。自分の持ち味のストレートをしっかり投げ込んで三振をガツガツ取りたい」
秋の県大会決勝で豪快なホームラン 影山大気選手
一方、打撃の注目は、クリーンアップを担う影山大気選手です。
ここぞという場面でチャンスをつかむ影山選手、秋の県大会決勝では豪快なホームランを放ちました。
去年の夏も、2年生で唯一スタメン出場した影山選手。その経験をいかし、チームを引っ張ります。
(延岡学園 影山大気選手・3年)
「去年、唯一夏を経験させてもらっている分、自分が夏の厳しさをもっとみんなに伝えていって、練習からミスが出たらしっかり集めて厳しく指示しあったり、指摘しあったりしている」
先を見ずに、目の前の1球、一瞬を大事
今年4月から監督に就任した川田一憲監督。確実に勝利を重ねていきたいと意気込みます。
(延岡学園 川田一憲監督)
「結果は今まで出してきた選手たちだと思うが、夏は難しいというのも選手も分かっていると思うので、とにかく先を見ずに、目の前の1球、一瞬を大事に積み重ねていけば自ずと結果が出るだろうとこれからも言い続けたい」
高いチーム力と自信を胸に夏の大会に臨む延岡学園。チーム一丸となり目指すのは11年ぶりの甲子園です。
延岡学園は、大会5日目の第1試合で都城東と対戦します。
※MRTテレビ「Check!」7月3日(水)放送分から
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