鳥取県・大山のふもとで育った夏の味覚のひとつ「大山メロン」。
出荷に合わせ、品質を生産者同士で確認しあう目合わせ式が先ごろ行われました。
にぎわう直売所の様子や、専門家に聞いたおいしいメロンや食べごろの見分け方などを聞きました。

栽培が始まって30年ほどという「大山メロン」。
品種名はタカミメロンといい、糖度が15度以上であることが出荷条件です。

強い甘みを持ちながらも後味はすっきりとしていて、滑らかな口当たりと芳しい上品な香りが特徴です。
日持ちが良く、県内外への贈答用としても人気の高いメロンです。

大山メロンを栽培している農家は17戸。
作付けは109.6アール、ビニールハウスなどで大切に育てられています。

目合わせ会には12戸の農家が集まり、形や大きさ、傷の有無などの出荷基準や
メロンの箱への詰め方などを確認しました。

JA鳥取西部 特産園芸課 メロン担当 稲葉貴司さん
「本年度は、天候にも恵まれまして、若干例年よりは小ぶり傾向はあるんですが、しっかりとした糖度ののった美味しいメロンが出来ましたので、また皆さんにお届けできればと思っております。」

贈っても喜ばれ、贈られてもうれしいメロン。
美味しいメロンの見分け方はヘタの部分の色がポイントとのことです。

JA鳥取西部メロン部会 齋藤伸一 部会長
「ヘタのまわりがちょっと黄色くなったものが、収穫するときに目印となりますので、やっぱりこのヘタのところをしっかりと見て、(黄色くなっているものを)選んでいただければと思います。」

また、メロンの食べ頃の見分け方も教えてもらえてもらいました。

JA鳥取西部メロン部会 齋藤伸一 部会長
「食べごろは(メロンの)お尻を触ってもらって、ちょっと柔らかくなってきたものが食べごろです。常温で管理していただいて、柔らかくなったら冷蔵庫に入れて食べてもらったらいいと思います。」

そして取材班は鳥取県日吉津村の農産物直売所へ…

松原佑基
「午前9時過ぎのふれあい村アスパルです。待ちに待ったメロンを買い求めようと多くのお客さんが訪れています。」
次々に売れていくメロン。この日は、「メロン祭り」と題したイベントが行われ、
大山メロンを求めて朝早くから長~い列が。

店頭販売分として400ケースを用意したということですが、人気のサイズは午前中のうちにほとんど売り切れてしまったといいます。


「喜んでもらえるので、今年は早く来ました。」
「このところ毎年送ってるので、やっぱり楽しみにしてるみたいです。」

JA鳥取西部 特産園芸課 メロン担当 稲葉貴司さん
「しっかりと甘いメロンで体に栄養を蓄えて暑い夏をしっかりと乗り越えていただければと思います。」

JAとっとり西部では、今シーズン6220ケース、1700万円の売り上げを
計画しているということです。

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