覚せい剤や大麻を営利目的で所持したり譲り渡したりしたなどとして、宮崎市内の塗装会社を経営する男や従業員などあわせて5人が覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕されました。警察は密売グループとみて調べを進めています。

逮捕されたのは、宮崎市内の塗装会社を経営する佐藤勇一郎容疑者36歳と、会社の従業員の川越篤容疑者ら3人、それに19歳のアルバイト従業員の男のあわせて5人です。

警察の調べによりますと、5人は共謀して今年5月、覚せい剤およそ4グラム、大麻およそ45グラムなどを販売する目的で所持した疑いが持たれています。

また、佐藤容疑者や従業員の男らは、薬物購入者に対し覚せい剤およそ1グラムや覚せい剤のようなもの若干量を有償で譲り渡した疑いも持たれ、佐藤容疑者が指示役で、従業員の男らが購入者に渡す役を担っていたとみられます。

逮捕された従業員の3人は、5月に宮崎市内で10代の男性に対する傷害事件も起こしていて、傷害事件と薬物の捜査を並行して進めていたところ、今回の5人の逮捕につながったということです。

警察は、捜査に支障が出るとして5人の認否について明らかにしていません。

今回、県内に住む密売の客3人も逮捕されていて、警察はほかにも共犯者や密売の客がいるとみて調べを進めています。

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