7月3日に新紙幣が発行されるのを受け、青森県内でも新紙幣対応の自販機や券売機の導入が進んでいます。

一方で、数十万円かかる更新費用がネックとなり、当面は導入を見送る施設もあり、対応は分かれています。

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「新紙幣」発行で対応に追われる店

7月3日に発行される新紙幣。県内の金融機関では、翌4日から取り扱いを始め、県民の手に渡ることになります。

これを受けて、県内の店舗でも対応に追われています。

市川麻耶 キャスター
「こちらのラーメン店では、新紙幣に対応できるよう、券売機の部品交換など準備を急いでいます」

新紙幣対応のために券売機の部品交換… 決して少なくない店への負担

青森市のラーメン店「丸海鳴海」では、7月18日に業者に券売機の部品を新紙幣対応のものに交換してもらいました。

店では、新紙幣の発行を見据えて2年ほど前に券売機を購入する際に、部品交換だけで済むものを選んでいました。このため、かかった費用は6万6000円に抑えることはできましたが、決して店への負担は少なくありません―。

「助成金とか出てくれたら…」店の本音

丸海鳴海 小田桐あかり 店主
「(費用が)少しはかかると思っていたけど、予想よりかなり高かったのでびっくりしました。どうしても負担なので助成金とか、そういうものが出てくれたらすごくありがたいと思う」

一方で、対応を当面見送った施設もあります。青森市にある「天然温泉かっぱのゆ」では、現在3台の券売機を設置していますが、すべてを新紙幣対応にすると30万円ほどの費用がかかることになります。このため、7月3日の発行にあわせてシステムを導入することは断念しました…。

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