元日の能登半島地震から半年となったきのう、被災地では地震発生時刻に合わせて黙とうがささげられました。

地震で大規模な火災が発生した輪島朝市周辺では、地震発生時刻の午後4時10分、朝市の組合員らが手を合わせました。

輪島市朝市組合 冨水長毅 組合長
「きれいになっている所を見れば、どんどん進んでいると思う。ただ、大きな建物がまだ残っている風景を見ると、まだまだ時間がかかってしまうのかな」

能登半島地震による犠牲者は299人に上る見通しで、今後も災害関連死により増加が懸念されます。

公費による解体・撤去が必要とされる建物およそ2万2000棟に対し、作業が完了したのはわずか4%に留まっています。

珠洲市民
「何も変わらない。やっと解体が始まった。自分の家も全壊だが、途方に暮れる」

一方、岸田総理は七尾市の和倉温泉などを訪れ、被害の大きかった旅館や護岸を視察しました。

観光支援策の「応援割」については、国が7割を補助する方針を示し、能登の観光産業を後押しする考えです。

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