青森県は、「崖崩れ」や「土石流」などの土砂災害が発生するおそれのある箇所について、新たに約2600か所を追加しました。

県は、土砂災害に対する防災意識を高めようと、2020年度から高精度の地形情報を使用して崖崩れのおそれがある「急斜面」や「土石流」が発生する危険性がある箇所の抽出を行ってきました。

この結果、すでに4054か所が指定されている土砂災害警戒区域に加え、「土砂災害が発生するおそれのある箇所」として、新たに2646か所が追加されました。

このうち勾配30度以上の急斜面が1772か所、土石流が874か所となっています。

市町村別では、十和田市が237か所、続いてむつ市が221か所となっています。
このほか青森市が175か所、八戸市が127か所、弘前市が67か所となっています。

県では今後、調査を進め、要件を満たした場合は防災計画やハザードマップに反映される「土砂災害警戒区域」として指定する方針です。

また、県はこうした情報を「土砂災害警戒区域等マップ」としてインターネット上に公開しています。

「土砂災害警戒区域」や今回新たに追加された土砂災害が発生するおそれのある箇所を調べることができ、県は自分が住む地域について事前に危険性があるかどうかを把握してほしいと呼びかけています。

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