SNSで外国籍の男を装って投資を持ちかけられた男性が約1112万円相当の暗号資産を騙し取られたことがわかりました。

被害に遭ったのは山梨県北杜市に住む40代の男性会社員です。

男性は今年4月、SNSのインスタグラムに外国人籍の男を装った人物からダイレクトメッセージが届き、その後「デジタル通貨をマスターすれば生活を変えることができる」などと勧められました。

話を信じた男性はまず10万円の暗号資産を購入したところ、利益を上乗せした金額が口座に振り込まれたことで、その後も「投資により利益が増えている」とのメッセージを信じ暗号資産を購入し続けました。

そして利益を出金しようとしたところ、「不正入金によりアカウントが凍結され、解除と安全確保のため」として、追加で求められた385万円分の暗号資産を送金しました。
その後も600万円分の購入を求めるメッセージが来ました。

このため、SNSの相手方を問い詰めたところ、他人事のような態度を取られたため、詐欺の被害に気付き、警察に被害を届け出しました。

被害額は合わせて約1112万円相当に上るということです。

警察はSNSを使った投資詐欺とみて捜査しています。

警察では被害に遭うまでの典型的な流れがあるとしています。


【SNS型投資詐欺について】

①SNS上の広告バナーをタップする
②著名人や自称投資家をかたる者が主催するグループに招待される
③同じグループ上で儲かっているなどと投稿があり、相手方を信用する
④著名人のアシスタントをかたる者と1対1でのSNSのやりとりが始まる
⑤偽の利益を掲載させたり、少額の利益が被害者の口座に振り込まれる
⑥利益を出金しようとすると、高額出金の手数料名目などで、さらに多額の現金や暗号資産を送金するよう伝えられる
⑦最終的に相手方と連絡が取れなくなる。

警察はSNS型投資詐欺に注意するよう呼びかけています。

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