7月1日午前、滋賀県米原市は、大雨で土砂崩れが起きた地区の127世帯313人に「緊急安全確保」を発令しました。

 (記者リポート)「山の方から大量の土砂が流れ出し、道路を完全にふさいでしまっています」

 住宅街の坂道に流れる茶色く濁った水。大量の大きな石や木が流れ着いています。警察や消防などによりますと、1日午前10時すぎ、米原市伊吹で「土砂崩れが起きた」と近所の人から通報がありました。土砂崩れは伊吹山の斜面で起き、土砂が住宅1棟や道路に流れ込みました。土砂崩れの影響で、県道551号は一部通行止めとなっています。

 米原市では、1日午前10時までの1時間に22.5mmの強い雨が降ってました。

 (地元の住民)「(仕事をしていたら)雨が結構ザーっと降ってきた。電話で『えらいことなっているで』と言われて、現場に行ったら滝のように土砂が流れ込んでいた」

 土砂崩れを受けて、米原市は大雨で土砂崩れが起きた伊吹地区の127世帯313人に緊急安全確保を発令しました。緊急安全確保は警戒レベルで最も高い「レベル5」の情報で、ただちに安全を確保する行動が求められます。

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