暑くなるこの時期、メーカーの純正ではないバッテリーに火災の危険です。
東京都新宿区で撮影された映像に、歩道で激しく上がる炎と黒煙が映っています。燃えているのは電動アシスト自転車です。
電動アシスト自転車に乗っていた30代女性が使っていたのは、非純正のバッテリー。通販で買った中国製品を使っていたということで、「出火する可能性があると注意書きがあった」とも話していました。
一般的に4万円~5万円するという純正のバッテリー。買い替え時期を過ぎても使い続けたり、安さを求め純正ではないものを購入したりする人も増えているといいます。
実は、暑くなるこれからの時期、純正ではないバッテリーによる事故に注意が必要です。非純正のバッテリーによる事故を再現した映像を見ると、充電中のバッテリーから突然火が出て、さらに充電が続くと爆発してバッテリーが溶け落ちます。
日本でも電動アシスト自転車の火災件数は、2018年~2022年で約4倍(NITE調べ)に急増しています。そのほとんどで火災が発生し、中には建物が全焼したケースもあったということです。
事故が起きるのは約8割が充電中で、使用期間が1年未満の事故が半数以上となっています。
(NITE(製品評価技術基盤機構)担当者)「バッテリーは、衝撃とともに熱に弱いという性質がありますので、保管の際はぜひ屋内の涼しい環境に保管していただきたいと思います」
メーカーの純正ではないなど、品質が低く安全性が確認されていないものには、注意が必要です。
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