相続税を計算する際の目安となる土地の価格、路線価が1日、公表されました。宮城県内では平均で5.1%上がり、上昇率は全国で5番目となっています。

路線価は、相続税などの算定で目安となる土地の価格で、県内では5924か所で調査が行われました。その結果、県内の路線価は平均で5.1%上がりました。上昇は12年連続で、上昇率は全国で5番目です。

西山総合鑑定所不動産鑑定士 西山敦さん:
「震災後の復興事業とともに宮城県の地価は上がった。仙台駅前というのは東北地方の中で一番の商業地なので、そういう所の需要は高い」

路線価が県内で最も高かったのは、68年連続で仙台市青葉区中央1丁目の旧さくら野百貨店前の青葉通で、1平方㍍あたり363万円でした。また、上昇率が最も高かったのは青葉区本町2丁目の広瀬通で去年より6.2%上昇しました。

西山総合鑑定所不動産鑑定士 西山敦さん:
「これは全国的な流れでもあるんですけど、利便性のいいところに人が集まっているのかなと。広瀬通の上昇というのは、仙台駅西口周辺の状況を現わしているのかなと考えていい」

一方、気仙沼市本郷の県道26号通りでは、去年より3.6%下落し1平方メートルあたり5万4000円でした。水産業の低迷や人口の減少などが要因ということです。

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