サッカーJ3は6月29日、リーグ戦では今シーズン初となる「信州ダービー」が行われました。

意地とプライドがぶつかり合う「信州ダービー」。

松本山雅のホーム、サンプロアルウィンには、今季最多、1万4000人余りのサポーターが詰めかけ、熱気も高まります。

互いに序盤から果敢に攻め込みますが、ゴールネットを揺らすことはできず、スコアレスで前半を折り返します。

試合が動いたのは後半12分。

コーナーキックを樋口(ひぐち)が頭であわせ、松本山雅が先制します。

背番号40 樋口大輝選手:
「(サポーターが)一緒に戦ってくれているというのが、どこを見ても伝わってくるので、幸せだなと思った」

意地を見せたいパルセイロは後半33分、ゴール前でのこぼれ球を、杉井(すぎい)が直接ゴールに突き刺し、同点とします。

背番号19 杉井颯選手:
「本当に夢中になってボールを蹴ったら入ったので、1点という形で結果を出せて良かったと思う」

その後も、攻め合いますが、得点には至らず、結局、1対1の引き分けに終わりました。

松本山雅 霜田正浩監督:
「このサポーターにふさわしい本当に強いチームになっていかなければならない。後半戦は違う顔のチームにしたい」

長野パルセイロ 高木理己監督:
「必死に戦った結果、手にした勝ち点1なので、無駄にしないように次の金沢戦にぶつけていきたい」

これでシーズンは前半戦が終わって折り返しとなり、松本山雅は9位、パルセイロは13位につけています。

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