行方不明になっていた13歳の中学生の男の子を発見し保護したJRの駅員が、千葉県警から感謝状を贈られました。

千葉南警察署から感謝状を贈られたのは、JR鎌取駅の駅員・並木祐二さん(26)です。

先月9日の未明、並木さんが勤務しているJR鎌取駅で13歳の男の子が「切符を買ったけど、なくして出られなくなった」と疲れた様子で申告してきたということです。この男の子は先月7日夜に塾に行った後に行方がわからなくなっていた千葉市に住む13歳の中学生でした。

このときJRは、「東京方面に向かった男の子を捜している」と警察から協力を求められていて、並木さんは数時間前に捜査員と一緒に男の子が改札を通る様子の防犯カメラを確認していたということです。

服装などの特徴が一致していたことから並木さんは「きのう、おうちに帰ったか」と尋ねたところ、「帰っていない」と返事したため、行方不明になっていた男の子と確信。その後、男の子は通報を受けて駆け付けた警察官に保護され自宅に帰ったということです。

男の子が行方不明になったのは「父親に内緒でネットショッピングをして怒られたくなかったから」という理由からでした。

感謝状を贈った加納国男署長は「行方不明者を捜すのは大変。気にかけていただいてありがたいです」と感謝の言葉を述べました。

並木さんは「駅は多くの人が集まる場所で、色々なトラブルが起きる。業務中でもお客様の動向を見るのが大事だと改めて思った」と話しました。

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