東京電力が柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動作確認の一環として進めている原子炉へ核燃料を入れる作業は、トラブルにより中断していましたが17日夜、トラブル発生から16時間後に再開しました。作業の様子も初めて公開されました。

報道陣に公開されたのは、7号機で行われている「燃料装填」の現場です。プールの中に保管されている核燃料を1体ずつ、原子炉の中へと移していきます。

【記者リポート】
「作業開始から2度の中断があった燃料の装填は現在再開しています。作業員が目視で確認しながら、ダブルチェックを行いながら作業を進めています」

柏崎刈羽原子力発電所の作業では、燃料装填を開始した15日に装置のエラーが発生し、さらに17日の朝には制御棒を動かす装置のブレーカーが落ち、作業が中断していました。

機器を交換し、トラブル発生から16時間後、17日夜遅に作業を再開しています。

【柏崎刈羽原発 菊川浩 ユニット所長】
「総合的な判断を見ても、装置に異状があったとは今考えていない。一歩一歩着実に状態を見ていきたい」

なお、18日午後2時までに、872体の核燃料のうち85体の装填を終えたということです。

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