気象庁は、四国地方では明日(2日)昼前にかけて、土砂災害に十分注意するようよびかけています。

またきょう(1日)夕方にかけて、及びあす(2日)未明から明け方にかけて、低い土地の浸水や河川の増水に、きょう(1日)夕方にかけて落雷、竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼び掛けています。

【画像①~⑭】は、きょう(1日)午後9時までの雨雲レーダーによる四国地方の雨の予想です。◎はRSK山陽放送がある岡山市北区です。

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[気象概況]
梅雨前線が、華中から対馬海峡を通り北日本にのびており、前線上の低気圧が日本海北部を東北東に進んでいます。梅雨前線は本州付近に南下して、2日にかけて、西日本から東日本にかけて停滞する見込みです。

低気圧や梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、四国地方では大気の状態が非常に不安定となっています。また、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

令和6年4月17日の豊後水道の地震で揺れの大きかった地域では、地震前と比べて、少ない雨でも土砂災害が起こりやすくなっています。

[雨の実況]
降り始め(6月29日20時)から7月1日04時までの降水量(アメダスによる速報値)
□香川県
・竜王山   38.0ミリ
・三豊市財田 30.0ミリ
□愛媛県
・松山空港   56.5ミリ
・松山     56.0ミリ
・石鎚山成就社 45.0ミリ

[雨の予想]
四国地方では、2日明け方にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。発達した雨雲が停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。

1日に予想される1時間降水量は多い所で、
  瀬戸内側 40ミリ
  太平洋側 30ミリ

2日に予想される1時間降水量は多い所で、
  瀬戸内側 30ミリ
  太平洋側 20ミリ

1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  瀬戸内側 100ミリ
  太平洋側  80ミリ

2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  瀬戸内側 30ミリ
  太平洋側 30ミリ

[防災事項]
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。

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