北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の廃炉を訴える「さよなら!志賀原発 全国集会in金沢」が30日、金沢市広坂のいしかわ四高記念公園であり、全国から参加した1100人(主催者発表)が「能登半島地震は最後の警告だ」などとシュプレヒコールを上げた。

志賀原発の廃炉を訴えて歩く参加者=30日、金沢市で

 志賀原発の運転差し止めを求める訴訟で、原告側の弁護団長を務める岩淵正明さんは「原発事故が起きれば、住民は逃げられない。避難計画など絵に描いた餅だ」と訴えた。  同県珠洲市で計画され、2003年に凍結された「珠洲原発」の建設反対運動の中心となった同市高屋町の円龍寺の住職、塚本真如(まこと)さんは「皆の力があって(計画が)止まった。原発は必要ないという信念を持って頑張ってほしい」と話した。  集会後、参加者は脱原発を訴え、金沢市香林坊や竪町などをデモ行進した。実行委は7月1日、県庁と北陸電力を訪れ、廃炉と原子力政策の転換を求める。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。