今年4月、警察官や検察官をかたる男からうその話をもちかけられ、福岡市南区に住む教員の女性(68)が7450万円をだまし取られていたことが分かりました。

警察によりますと今年4月、福岡市南区に住む女性(68)の家の固定電話に電話事業者を名乗る男、警察官を名乗る男、検察官を名乗る男3人から「あなたに殺人の容疑がかかっている」「殺人現場にあなた名義の通帳がおちていた」「容疑を晴らすために口座に入っている資金の調査が必要だ」「現金は調査後に返却する」などと代わる代わる電話がありました。

その後女性は10回にわたり警察官を名乗る男が指定する口座に4450万円を振り込みました。

その後、別の口座についてもインターネットバンキングとして利用できるよう手続きをしてダイレクト利用カードをスマートフォンで撮影し送るよう要求されそのとおりにすると、3回にわたって3000万円を勝手に振り込み送金されたということです。

女性はあわせて7450万円をだまし取られました。

警察は電話で「お金」はすべて詐欺、面識のない人にお金を振り込んではいけないと注意を呼びかけています。

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