青森県の八甲田山系で女性がクマに襲われて死亡したことを受け、28日から現場周辺の半径約3キロの入山規制が決まりました。

クマを駆除する罠は、早ければ週明けにも設置することを検討しています。

青森市の八甲田山系で6月25日にタケノコ採りに来ていた、むつ市の80代の女性がクマに襲われて亡くなってから4日目。現場周辺の入山規制が決まりました。

青森市や県などは28日に開いた会議で、現場を中心に半径約3キロで入山を規制するとしています。

ただし、規制は林や登山道などで、現場周辺を走る国道103号は規制の対象ではないということです。

青森市環境政策課 菊池朋康課長
「いますぐにでも着手してアクションを起こそうと合意をしているので、それぞれが早急に準備にかかって、いろんな場所に入らないでというメッセージを掲げていく」

女性を襲ったクマは、依然として捕獲されておらず、青森市の職員は注意を促すために朝から対応に追われました。

青森市が管理している八甲田山系の雛岳に入る登山道の入り口では、職員がクマの出没を知らせる看板を設置しました。

また、これとあわせて職員は周辺の施設を訪れてチラシを配り、利用客への注意喚起に協力を求めていました。

青森市環境部 柴田一史次長
「自己責任で入るのはそうだが、2次災害や災害が起きてからでは非常に大変なことが起きますので、悲しい出来事はできる限り避けたい」

また、関係機関はクマを駆除するための罠についても、早ければ週明けにも設置することを検討しています。

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