交通事故の被害者を装い、示談金などをだまし取るいわゆる「当たり屋」行為の疑いで、北海道函館市の76歳の無職の男が、逮捕、送検されました。その手口とは?
「当たり屋」行為をしていたとして、詐欺の疑いで逮捕・送検された、函館市の無職、笠島邦弘容疑者76歳。
事件が起きたのは2024年年3月、北海道厚沢部町の道の駅の駐車場でした。
藤田忠士記者
「笠島容疑者は、80代の女性が運転する車の助手席側から近づき、話しかけたということです」
運転していた80代の女性によりますと、笠島容疑者は「サイドミラーにぶつかってメガネが壊れた」と、交通事故の被害者を偽って、話しかけてきました。
これに対し、80代の女性は「自分は年も年だし、ぶつかっていないと言い張ることもできなかった」として、50代の娘に相談し、笠島容疑者に、ATMで降ろした現金10数万円を手渡してしまったということです。
その後、不審に思った娘が警察に通報し、防犯カメラの映像などから笠島容疑者の「当たり屋」行為が判明しました。
道の駅の駐車場で、単独の高齢ドライバーを狙った犯行だったのか。
取り調べに対し、笠島容疑者は「覚えていません」と容疑を否認していて、警察は、裏付けを進めるとともに余罪についても捜査する方針です。
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