ナシの生育状況を確認するとともに栽培方法を学ぶ検討会が28日、宮城県蔵王町で開かれました。今のところ生育は順調で、平年並みの収穫が期待できることが確認されました。

蔵王町のナシ畑で開かれた検討会には、県内のナシ農家らおよそ100人が参加し、実の付き具合や遅霜の被害、病害虫の発生の有無を確認しました。

蔵王町では、去年の猛暑のためわずかに高温障害が見られたものの、例年並みの収穫量だったということです。

参加した蔵王町のナシ農家:
「去年も高温障害があったので、それの対策ができれば」

また、収穫しやすいよう苗を直線状に植えて木の幹同士を接ぎ木する「ジョイント栽培」を視察しました。この新しい栽培方法で、収穫量が増えるということです。

参加した利府町のナシ農家:
「ジョイント栽培が生で見られて勉強になった。あまりやってないのでとても新鮮に思う」
県園芸推進課 板橋慎幸さん:
「いろいろな技術を交流してもらって、経営に役立ててもらえばいい」

県園芸推進課 板橋慎幸さん

検討会では、遅霜などの被害はなく生育は順調で、平年並みの収穫が期待できることを確認しました。県では、梅雨時に黒い斑点ができる黒星病などに注意してほしいと話しています。ナシの収穫は、8月中旬から始まるということです。

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