青果としての流通が難しいという課題を抱えていた黄色のかぼすの新たな活用策としてスナック菓子が完成し、大手コンビニで販売が始まりました。

新たに誕生したのは大分県産の完熟カボスを使ったポテトチップスとかっぱえびせんです。大手メーカーのカルビーが開発し、全国のセブンイレブンで販売されることになりました。

関係者が18日県庁を訪れ、商品の完成と販売開始を佐藤知事に報告しました。使用されるのは収穫期を過ぎ黄色くなった完熟かぼすです。傷みやすいため青果としての流通が難しく生産者の悩みの種となっていました。

ポテトチップスとかっぱえびせんにはカボスパウダーが使われ、黄カボスならではのまろやかな酸味と優しい香りが特徴です。

(佐藤知事)「ほんのりかぼすの香りがする。やめられない止まらないが一層そうなる」

完熟かぼすを使った商品販売はセブン-イレブン・ジャパンの地域課題の解決に向けた取り組みの一環です。スナック菓子のほか、サワーも合わせて販売され、大分産かぼすの知名度アップと消費拡大が期待されます。

(県農協かぼす部会・藤原輝幸部会長)「ありがたいです。とっても感謝している。黄色のかぼすの扱いはいままでこれという方法がなかった。果汁をつかってもらえるということで生産者も喜んでいる」

ポテトチップスとかっぱえびせんは全国のセブンイレブンで数量限定で販売。サワーは九州と関西の一部でおよそ3か月間販売されます。

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