北海道教育委員会は、去年11月から今年2月までの間、校内で複数の教え子の女子生徒に対し、体を抱きしめるなどセクシャルハラスメントをしたとして、高校の男性教諭を停職4か月の停職処分としました。

 懲戒処分となったのは、北海道東部の高校に勤務する53歳の男性教諭です。
 
 道教委によりますと男性教諭は、去年11月から今年2月までの間、教え子の女子生徒5人に対し、校内で1対1の追加指導をした際、体を抱きしめたり、頭をなでたり、手をさするなど不必要に体を触りました。
 
 5人の女子生徒のうち1人が、担任教諭に相談したことで発覚。
 
 道教委は、男性教諭の行為は女子生徒5人に対するセクシャルハラスメントにあたる判断し、男性教諭を27日付けで停職4か月の懲戒処分としました。

 道教委の聴き取りに対し、男性教諭は「生徒を褒めたかった、励ましたかった」と話し「セクハラの意識はなかった」と説明しているということです。

 また北広島市内の小学校に勤務する53歳の男性教諭は、去年3月、授業中に複数の児童が「トイレに行きたい」と言ったにもかかわらず、許可しませんでした。

 そのため、児童1人が下着を汚したまま帰宅し、異変に気づいた児童の保護者が、小学校に報告したことで事態が発覚。
 
 道教委によりますと、男性教諭は、児童らが「トイレに行きたい」と訴えたのが、授業が始まってすぐだったため「不自然で行かせるべきではない」と判断したということです。

 男性教諭は、再度「トイレに行きたい」と訴えた児童数名について許可しましたが、1人は我慢し続けて教室で漏らしてしまったということです。

 道教委は、この男性教諭の指導は不適切だったとして、減給1か月(10分の1)の懲戒処分にしました。

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