逃亡先の台湾から強制送還された自動車部品メーカーの元経理担当課長が会社の金を5億円以上着服した疑いで、警視庁に逮捕されました。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは自動車部品メーカーの元経理担当課長・中沢祥基容疑者(49)で、2014年1月、会社名義の口座からあわせておよそ5億5000万円相当の小切手4枚を換金して自分の口座などに入金し、着服した疑いが持たれています。

警視庁によりますと、中沢容疑者は着服したカネで高級時計を購入し、その直後、台湾に向けて出国していたということです。

その後、中沢容疑者は高級腕時計を台湾で売りさばいた資金洗浄の疑いで2018年に現地当局に逮捕され、実刑判決を受けて服役していたということです。

中沢容疑者は刑期を終えて、きのう日本に強制送還され、警視庁が逮捕しました。

警視庁は中沢容疑者があわせておよそ24億5000万円ほどを着服したとみて、余罪を調べています。

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