27日午前、北海道東部のサロマ湖で湖底に沈んだ鉄板を吊り上げる作業をしていた男性潜水士が、ワイヤーにからまり引き上げられましたが、男性は意識不明の重体です。

 紋別海上保安部によりますと、27日午前9時半ごろ、消防から「サロマ湖で作業中の潜水士がワイヤーに挟まれた」などと通報がありました。
 現場は、北見市常呂町のサロマ湖漁港の第1湖口で、30代の男性潜水士が湖底に沈んでいた鉄板を回収するため、湖に潜って作業していました。
 その際、鉄板を吊り上げるためのワイヤーが男性潜水士の体にからまり、男性潜水士が手足をばたつかせているのに気づいた陸上の作業員が、すぐに引き上げました。
 男性潜水士は、病院で手当てを受けていますが、意識不明の重体です。
 紋別海上保安部などが、当時の状況を詳しく調べています。
 当時、現場のサロマ湖はくもりで、5メートルの風が吹き、波は穏やかだったということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。