長崎から中部空港に向かっていた全日空機が与圧システムの異常検知により緊急降下などの措置を取っていたことが分かりました。

全日空によりますと今月22日の午前9時半ごろに長崎を出発した中部空港行きのボーイング737型機が高度9400メートルまで上昇したところ与圧システムの異常を示し念のため降下を始めました。

しかし、その後も数回にわたり警報が作動し和歌山県上空に達した午前10時半頃緊急事態を宣言。客室の酸素マスクを作動させ高度3000メートルまで降下を続けほぼ定刻通りの午前11時ごろに中部空港に到着しました。

この便には乗員乗客あわせて104人が乗っていて乗客6人と客室乗務員4人が体調不良を訴えましたが乗客は受診を辞退し客室乗務員も受診の結果健康に異常はなかったということです。また後日、耳の不調を訴える乗客1人もいたということです。

この件について国交省は26日、事故のおそれがある「重大インシデント」と認定しました。

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