万博の海外パビリオン「タイプA」参加国を巡る状況
2025年大阪・関西万博の海外パビリオン整備を巡り、日本国際博覧会協会(万博協会)は26日、自前建設型「タイプA」の建設が遅れている参加国と、別タイプに移行する是非について個別に協議した。協会は奈良市で2日目の国際会議を開催。パビリオンの内装や展示、運営についてタイプ別に説明した。 万博協会は来年4月の開幕までに完成が見込めないタイプA参加国に対し、別タイプ移行を促すとともに、貸与した敷地の明け渡しを求める方針。空いた敷地は休憩スペースなどに転用する。 タイプAを希望していた国のうち、イランは工期の調整が困難として万博協会が建設を代行する簡素型「タイプX」への移行を検討。パキスタンは不安定な国内情勢を踏まえて、他国との共有型「タイプC」への移行で調整している。 イランの関係者は取材に、移行に関し協議したと認めた上で「日本もイランも前向きで、万博に参加することが重要だ」と述べた。 会議に出席した欧州のある参加国の関係者は、会場で起きた3月の爆発事故への懸念を取材に表明した。
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