四国電力の新しい社長に、宮本喜弘さんが就任しました。きょう(26日)の株主総会後の取締役会で正式に決まったもので、会見ではDXの推進などに意欲を示しました。

脱原発を求める市民がデモを行う中、高松市の四国電力本店では株主総会が行われ、約140人の株主が出席しました。

昨年度の連結決算で純利益が過去最高の605億円となった四国電力。剰余金の配当や取締役の選任など会社側の3つの議案が原案通り可決され、伊方原発の廃炉などを求める株主提案の5つの議案はいずれも否決されました。

その後の取締役会で宮本喜弘新社長の就任が正式に決まり、会見に臨みました。エネルギーを取り巻く環境が大きく変わる中、DXの推進による業務の変革や脱炭素への取り組みなどに意欲を示しました。

(四国電力 宮本喜弘社長)
「今後もう一段モードをあげて新技術等も取り入れた新たなビジネスやお客様に喜んでいただける魅力的なサービスの創出にも取り組んでまいりたい」

また、政府が電気料金の補助の再開を検討していることについて、自社で行うキャンペーンとあわせて、利用者の負担が軽減されるのは喜ばしいと話しました。

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