25日朝、青森市の八甲田山系で80代の女性がクマに襲われ死亡しました。

このクマによる人的被害の発生を受け、夏の登山や山菜採りを楽しむ人でにぎわいを見せる八甲田山系の周辺の旅館では、観光への影響を心配する声が上がりました。

「クマに注意!!」現場付近の旅館やホテルなどに張り紙

古くから良質な温泉を求めて、湯治客や観光客が訪れる八甲田山系の「酸ヶ湯温泉旅館」。周辺では6月に入り2件の人的被害があり、青森市の職員が、現場付近の旅館やホテル、キャンプ場の3か所に張り紙を掲示しました。

登山をしに訪れた人はストックを叩いて音を鳴らしたり、クマよけの鈴をカバンにつけたりするなどの対策をしたといいます。

「怖かった」登山客は…

群馬から来た人は
「クマ情報が怖くてストックを鳴らしながら、音を立てて帰ってきました。怖かった」

「山が好きだから、クマが出たからって山に行くのをやめるなどはないです。クマの住処に私たちがいくので、私たちが気をつけなければ」

クマの出没相次ぎ観光への影響を懸念…

酸ヶ湯温泉旅館の25日の宿泊者のうち25%ほどが登山客です。クマによる人的被害の発生にともなうキャンセルは25日午後4時時点ではありませんが、相次ぐクマの出没による観光への影響を懸念しています。

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