自宅に「年金の払戻金がある」などと電話があり、携帯電話にかかってきた指示通りにATMを操作し、60代の女性がおよそ160万円をだまし取られました。

被害に遭ったのは山梨市のパートタイマーの60代女性です。

警察によりますと土曜日だった6月22日午前、日本年金機構を名乗る男から電話があり、「払戻金がある。キャッシュカードは持ってますか?」と聞かれ、持っていることを伝えました。


すると別の男から電話があり、「ご案内を担当します。携帯電話番号を教えて下さい」などと言われ番号を教えました。

女性は男から指示されたATMに着くと案内役を名乗る男から携帯電話に電話があり、指示に従ってATMを操作しました。

このあと、男から「これで手続きが完了しました。月曜日に入金されているか確認してください」と言われ、その通りに通帳を確認したところ、他人の口座に159万7568円を振り込んでいて、詐欺被害を警察に届けました。

また21日には別の被害も確認されました。



21日午前、甲府市のパートタイマーの60代女性の家に社会保険事務所を名乗る男から電話があり「還付金がある」と言われ、利用している金融機関と携帯電話番号を伝えました。

しばらくすると女性の携帯電話に金融機関を名乗る男から電話あり、「還付金の期限が過ぎているためATMに行ってください」と言われ、ATMで男の指示通りに操作し、終了しました。

しかし、不安を感じた女性は近くにいた金融機関の職員に相談したところ、他人名義の口座に99万9284円を振り込んでいて、詐欺被害に遭ったことが分かり、警察に届け出ました。

電話詐欺被害抑止装置

警察は被害防止のため通話の内容を自動で録音する警告メッセージが流れる「電話詐欺抑止装置」を電話機に取り付けるか、同じような機能が付いた電話機に交換することが重要と詐欺被害に注意を呼びかけています。

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