中国地方は記録的に遅く梅雨入りしたばかりですが、25日、気象庁は7月から9月にかけての長期予報を発表しました。夏は「猛暑」で残暑も厳しくなるおそれが高まっているほか、7月の雨量は多いとみられ、梅雨末期の「大雨」にも注意が必要です。

気象庁が発表した長期予報によりますと、地球温暖化などで大気の気温そのものが高い上に、フィリピン付近からインド洋にかけての海域では海水温が高く対流活動が活発となります。太平洋高気圧やチベット高気圧の日本付近への張り出しが強まる見込みです。

このため、中国地方の気温は、7月から9月にかけて平年より高く、「猛暑」や「残暑」が厳しい予想です、去年は7月に府中市で観測史上最も高い38.7℃を記録したほか、広島市中区では9月に史上初めて37℃台を観測するなどしましたが、この夏も去年と同じかそれを上回るような厳しい暑さとなるおそれがあります。

一方、雨量は7月は平年よりも多くなる可能性があります。梅雨あけは平年並みとみられることから、梅雨の期間は短めで、7月前半を中心に梅雨末期の大雨に注意が必要となります。

また、梅雨明け後も夏の高気圧の縁をまわって暖かく湿った空気が入りやすいタイミングがあり、秋雨前線による「大雨」のおそれもあるとしています。

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